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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
肉フェスおまけの李順さん編
2015年11月16日 (月) | 編集 |

「…政務を放ったらかしにしたあげく、補佐官2人連れ出して、楽しいお忍びで何よりです!
ええ、その間もちろん私は地道に政務をこなしておりましたよ。
お楽しみの陛下の代わりにですね。
もう陛下恋しさのあまり死んでしまうのではないかと思う程でした。

そんな私の思いは当然長くお側にお使えした陛下のことですから、わかってくださるものと思っていましたよ。

お2人が、いえ、方淵、水月を含め4人が楽しく美味しいものを食べている間も私は食べることも出来ない状態で、このまま干からびていくのではないかとすら思いました。


で!そんな私にもちろんお土産を買って来て下さると信じておりましたよ。
それはそれはお優しいお妃様もご一緒だったんですからね!

いえ、私はいいんですよ。目先のエサにつられて仕事をしているわけではありませんからね。

しかしまさか、かくも優秀なる補佐官2名までもが、この側近たる私に対して何も買ってこないという選択をしたということが信じられなかっただけです!」



延々と続く嫌味…もとい、お説教はもうかれこれ半日近く続いていた。
もちろんその間陛下、夕鈴、方淵、水月4名は執務室に閉じ込められ、夕鈴以外の3人は政務を片付けながらありがたくもないお説教を聞かされ続けている。

「だから私はお土産を買って行くべきだと言ったのに君がいつまでたっても戻ってこないからお土産まで買う時間がなくなったんだよ。」

「何を言うか!それなら貴様が家人に命じて李順殿の分を買えば良かっただろう。」

「そこ!私語は慎む!
大体人の話を聞いていますか!
物事は最初から綿密かつ緻密な計画の元で行うことが鉄則です!…」


更に李順のお小言は続く。

水月は陛下と夕鈴に食べてもらうものを吟味していて、すっかり李順の分まで買う時間がなくなってしまい、土産は方淵に頼もうと思っていたところ、
その方淵は横入りしたゴロツキにお説教をしてはその隙にまた別のゴロツキに横入りされ、列は全く進まず、やっと買えた頃にはすっかり遅くなってもう1品買えるような時間はなくなっていたのだ。


お腹を空かせた狼にさぞ怒られるかと恐る恐る戻った2人だったが、陛下はというと、補佐官達が戻るまで夕鈴と2人っきりの時間を過ごせたことでとってもご機嫌で怒られることがなかった。

逆に水月は陛下が怒らない事が余計怖いと震え上がり、その後はひたすら無言で過ごしたため、お土産のことも言い出せなくなってしまった。



かくて、王宮に戻った途端、李順から嫌味の応酬をもらう羽目になったのである。



「いいですか!何度も言うようですが、陛下の勝手な行動の尻拭いは全て側近であるこの私に来るんです!
補佐官2人もこれからこの白陽を支えて行かなければならない存在にあるという自覚を持って、周りに気を配ることが出来なくては外交も任せることは出来ませんよ!
…」


まだまだ延々と続くお説教に1人何も出来ない夕鈴はひたすら下を向いて嵐が通り過ぎるのを願うことしか出来なかった。


この執念深さ、李順さんて蛇みたいと思ってしまったことは絶対にバレてはいけないと固く心に誓っていた。


・・・・・・・・・・・・


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肉フェス
2015年11月16日 (月) | 編集 |
4/29日に東京の某所でやっている肉のイベントに行って参りました。
テレビで散々毎年ニュースになっているので一度食べに行きたいと思ったのですが、なにもこんな炎天下じゃなくても…
と後悔したのは会場ついてすぐ。


よりによって29=「にくの日」な訳で特別メニューだの多少大盛りだのだったしく、とんでもなく混んでいました。


それでも空いてそうなところを選んで並んだところ、なんと50分待ち…

ひどいところは1時間半から2時間待ちのお店もありました。


友達と3人で行ったのでそれぞれ別に並んで、後でシェアして食べたんですが、人数少ないと厳しいです。

でもステーキはやっぱり美味しかったですよ(^^)



というわけでそこから作ったお話です。


「すごい人ですね」
「そうだね」

「これじゃ何種類も食べられないから分かれて並びましょうね、陛下」
「え?やだよー。こんな人混みで離れたら危ないし、一人には出来ないよ」

「そんなこと言ったら1つしか食べられないじゃないですか!」


陛下と夕鈴じゃきっとこうなりますよね^^;

そして、これをSNSに投稿したらコメントから補佐官2人が一緒に行ったらというコメントがあり、そこからまたお話が派生しました。

では以下、続きです。


「なんで私達がこんなことに」
「仕方ないよ。陛下とお妃様を離したら明日の政務室がブリザードになるじゃないか。」
「ふんっ。こんなに暑いんだから寒い方がむしろ仕事がはかどるだろう」
「まぁまぁそう言わずに。じゃあ私はこちらを担当するから君はあちらをお願いするよ。」


方淵と水月は下町で行われている肉市に来ていた。年に一度の肉料理のお祭りを見たいと陛下と夕鈴がお忍びで来ているからである。
本来は護衛というか、お付きの意味で駆り出されたのであるが、何故か肉料理の調達をすることになった。


夕鈴が陛下と別の列に並んで別々の料理を分けて食べたいと言ったのに陛下が夕鈴のそばを離れなかったからである。


「全く!そもそもお妃が陛下を唆してこんな祭りに来るからいけないのだ。しかし混んでいるな。かなり並んでいるのに全く列が進まない。…って、おい!そこの男!今横入りしただろう!きちんと列に並んで買うべきではないか!」


「あー、兄ちゃん見たところどっかのいいとこの坊ちゃんだろうが、ここは下町だぁ。よそ者にとやかく言われる筋合いはない!」


「!なんだと!今私が並んでいるのは畏れ多くも…」


「はぁ?なんだって?」


「あ、いやなんでもない」


ここに狼陛下がお忍びで来てることを言うわけにはいかないと、ぐっとこらえながらも方淵は延々と説教を始め、結局その隙に別のゴロツキが横入りを始めたため、列は全く進んでいかなかった。
その頃水月は
「じゃ、頼むよ。なるべくいい肉を仕入れているお店を探すように。まさか何の肉だか分からないようなものをお2人に差し上げるわけにはいかないからね。私はそこの茶屋で休んでいるから」


「畏まりました。水月様」


「それにしてもこの暑い中方淵は自分で並んでいるんだろうか。家人を連れてきている様子はなかったし。
まあ、いいか。彼なら苦じゃないかもしれないしね。
私はこんな暑い中に立っていたら体調を崩して明日は政務どころではなくなるし。」
***********


「ゆーりーん♪こうして一つのものを2人で並んで買うのっていいね(^^)」


「もう!せっかくみんなで色々なものを食べたいと思ったのに」


「君は僕とそんなに離れたいの?僕は片時も君と離れてはいられないのに」


「ちょっっ///な、何言ってるんですか!こんな道の真ん中で!」


「えっ!手、手を離して下さい!恥ずかしいですったら!」


列の真ん中では手をつないでいちゃつく2人の姿があった。


「兄貴?どうしたんですか?」


「夕鈴と李翔の奴だ。相変わらず夕鈴にひっついてやがる。にしてもあれじゃ単なるバカップルだろうが」