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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
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夏のある1日
2016年07月24日 (日) | 編集 |
こんばんは。
ほんとにかなり空いてしまいました。
小犬さんの続き…はまだ考えていないのでとりあえず某所でネタをもらった
水辺の戯れ話を書こうかと思います。

時期としては二人の想いが通い合い、
本物夫婦になることが決まった後、
まだ本物夫婦にはなっていなかった禁欲の時期(笑)

といっても、本誌では後宮に戻ったその日に
夕鈴の本当の後宮入りとなっていましたが、
この話では、夕鈴が後宮に戻ってから
本物になるのに数日あった場合として書いてみました。

しかも季節は夏という全く本誌とは違う設定です。

なんだこれって感じの話ですが、
暑い日々が続いてるので熱に浮かされて書いたとでも思って頂ければ^^;

では、それでもいいという方はどうぞ。



*********************************

夏は暑い。
それは当たり前だが、ここ、白陽国において
今年の夏は例年以上に暑い日が続いている。
地方でも農作業中の高齢者が熱中症で倒れていると報告が入っていた。


「うー…暑い…」

「夏ですから」

バッサリ切って捨てたのは国王の有能な側近、李順。
そして最初の言葉を発したのはこの国の王である珀 黎翔。

「お前はどうしてそういつも冷静なんだ。
もしや血が通っていないのではないか」

「冗談いってる暇があったら手を動かしてください。
暑いといったところで涼しくなるわけではありません。
それでなくても官吏の中にも倒れる者が出て、ただでさえ政務が滞り気味なんです。
全く夏バテなどと、情けない!」

どうやら暑さでイライラしているようで、血が通っていないわけではなさそうだった。
しかし側近にイライラされたところでやる気になるわけでもない。
どうにもやる気にならないこの王様。
側近が書簡を取りに行っている隙をついて逃げ出すことにした。

しかしそんなことは有能な側近にはお見通し。
そうやすやすと逃げ出せないよう網をはっていたのである。


「夕鈴!」

「陛下!なぜここに。まだ政務中ではないのですか?」

「そんなこと言わないでよ。せっかく夕鈴に会いに来たのにさ。
もう暑くてやる気にもなれないし、あんな中で仕事してたって効率が悪いだけで
仕事は片付かないよ。
書類を眺めているより君を眺めている方がいい。
それとも夕鈴は会いたくなかった?」

「///そ、それは会いたいに決まってます。
…でも、みなさんが夏バテされている中、バリバリ仕事を片付けたら
やっぱり陛下ってすごいなってもっと惚れ直しちゃうかなって…」

「えっ!それほんと?」

「はい…その、陛下って官吏のみなさんに比べたら逞しいし
体も鍛えているし、軍部よりだからっていうのもあると思いますが、

その上仕事もバリバリさばけるなんてほんとに素敵だなって///
そんな人のお嫁さんになれるなんてほんとに誇らしくて…」

ところどころしどろもどろになりながら
トドメとばかりに上目遣いで少し顔を赤く染めて見上げてくる。

「かわいい!!!」

いきなりがばっと抱きしめて口づけると

「愛しい妃がそのようなかわいことを言うなど、
期待に応えねばなるまい。
仕方がない。すぐに仕事を片付けて戻る。
今宵は夕餉を一緒に取ろう。装って待っていてくれ」

そういってさっさと政務室に戻っていった。

出て行った瞬間崩れるように倒れ込んだ夕鈴はしばらく赤面状態で
顔中から火が出るようだった。

「くくくっ お妃ちゃんやるじゃん。腹痛くて死にそうだったよ」

「…言いなれないから顔から火が出そうだったわよ。
あれでよかったのかしら?」

「バッチリ!陛下やる気出たじゃん。ありゃすぐ仕事終わらせて戻ってくるぜ。
んじゃ李順サンに報告してくるからお妃ちゃんは陛下を迎える準備しといたら。
あ、そうそう。明日もやる気が出るように今夜は十分もてなしておくようにってのも言付かってるぜ」

「はぁ!何それ!?まだミッションがあるの?」

「ま、仕方ないさ。マジで官吏が何人も倒れてるからこれで陛下がさぼったら
李順さんブチ切れるぜ」

「…わかりました」


そう。陛下が抜け出すことは想定内。
だったらその一番の弱いところをついてやれとばかりに
李順は夕鈴に陛下が来たらただ追い返すのではなく、おだてて政務に向かうよう
唆してほしいと依頼されたのだ。
それも目線などの指導までされて、慣れない所作に指導中から赤面しっぱなしだった。

(李順さんってどうしてあんなに上手なのよ。
陛下が落ちるような上目遣いってどうしたらいいのかわかんなかったけど
なんとか成功したならよかった…)

李順からは冷静にダメ出しを食らいっぱなしだったが
慣れないおだての言葉はしどろもどろになるし、恥ずかしいしで
必然的に真っ赤に頬を染めてウルウルと上目遣いで懇願するという形になっていたのである。


一方の陛下はというと、ホクホクと仕事を片付けつつ、
夕餉は涼しげに池のほとりにある四阿で取るのもいいなぁと
政務を片付けた後のことで頭の中はいっぱいだった。

「李順!今日はここまでだ。もうこの後持ってきた仕事は明日に回すぞ。
最初の量から倍近くこなしてるんだ。文句は言わせない」

「はぁ…ってもういませんねぇ。
ま、下心があるとはいえ、これだけの仕事をこなしていただければ多少
休んでいただいてもいいでしょう。お妃様もこれなら合格点ですね」



「わぁ!陛下!ここで食べると涼しいですね。
それに明かりで池に浮かんでいる蓮の花がとってもよく映えてきれいです!」

「気に入った?」

「はい」

夜になると日中の暑さは和らぎ、池の周りはとても涼し気でとても心地よかった。
夕鈴に気に入ってもらえてよかったと一安心。

夕鈴不足で死にそうだと思っていたのに、彼女の嬉しそうな顔を見ただけで
胸が温かくなり。すべてが満たされるのを感じた。

(やっぱり夕鈴はすごい)

彼女のこの笑顔を見られただけでも満足だった彼はこの後起こる
これ以上にない幸せなどこの時は想定もしなかった。



「陛下、水がとっても冷たそうで。お疲れだったら少し足を冷やしませんか?」

そういって夕鈴が立ち上がると
突然の突風で衣の裾がまくれあがってしまった。

「きゃああああー!」

「うわっ!」

水辺の近くには灯りがたくさん灯され、その中に白く浮かび上がる夕鈴の足。
それは疲れを一気に吹き飛ばすには十分で…
いや、ともすると夕鈴を今すぐこの場でどうにかしたくなるほど理性が吹き飛びそうになってしまった。

それほどに政務疲れは溜まっていたらしい…

だがさすがに今はまずいと慌てて視線を反らし、
なんとか理性を保とうとしたその時、

まくれあがった裾を直そうとした夕鈴は足を滑らせ、
そのまま池に落ちてしまった。

「えっ!きゃあああああああー!」

「夕鈴!?」

その悲鳴に振り向いた時にはすでに愛しい妃(になる予定)は水の中
幸い浅いところだったので背は立つが全身ずぶぬれの彼女が水から体を出した時には
衣は体にはりつき、体の線をしっかり浮かび上がらせており。
しかも侍女が頑張ったのであろう、彼女の今夜の装いは
透ける薄い素材の布を重ねている衣装だったため
胸元が透けてしまっていた。

以前、離宮でやはり禊の最中に賊が現れた時もそうだったが
今は日中ではなく夜で灯りがふんだんに灯されている中だったため
あの時よりも彼女の肢体は白くはっきり浮かび上がっていたのである。

ブッ!!!

「陛下!」

最後の理性が吹き飛ぶには十分すぎるほどの衝撃が陛下を襲った。
まだ手を出していなかった黎翔にとってはその爆弾はすさまじく
鼻血が勢いよく飛び出した。


*************

「もう大丈夫なんですか?陛下?」

「うん…落ち着いたから、仕事に戻るね」

「えっ?まだ休んでいた方が」

「…いや、仕事する方が精神衛生上いいみたいだ…」

「え?」

「なんでもない。じゃあ戻るね」


政務室へそそくさと戻る陛下を夕鈴は不思議な顔で見送った。


その数日後、彼女は李順から呼び出された。

「ご苦労さまでした。
完全に合格点です。あなたとの夕餉から戻った陛下は無駄口1つ叩かずひたすら政務に励みましたよ。
一体どのようなことを言ったのですか?」

「えっ?いえ、あの、別に何も…」

夕鈴は自分が池に落ちただけでかえって迷惑をかけただけで、何もしていないと話したが、それを聞いた李順は納得したという顔をした。

「なるほど、陛下が戻ってくるわけですね。お妃さま、暑い日々が続きますから、たまには水浴びもいいものですよ。」


それを聞いても何のことやらさっぱりわからないのであった。




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単なる日記
2016年07月16日 (土) | 編集 |
こんばんは。
もう少しで1カ月放置のところでした^^;
とりあえず日記でも更新しないとです。

小犬の続き…はまだ妄想が降りてこないので、とりあえず夏っぽいお話をと某SNSで白友さんから頂いたネタを元に何か考えようと思います。

今日はプチオフ会もしまして、何か書こうかなという気になったので、
頑張ってこの3連休のいつか…更新出来たらいいな。

ではでは