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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
小犬の黎翔さん 14
2015年12月23日 (水) | 編集 |
ではいつものように注意事項です。

【現パロとのパラレルワールドです】
【王宮側の人物は色んな動物に変身できる設定です】
【キャラ性格捏造、陛下はヘタレです】


それでもいい方だけどうぞ



では




夕鈴のバイト先のパン屋では、通常ケーキの販売はしていないが、クリスマスだけはホールケーキの販売を行うため大忙しだった。

しばらく一緒に暮らしていた紅珠は氾家も参加する蒼玉コーポレーション主催のクリスマスパーティーの手伝いのため、父親の元へ戻っていた。

「夕鈴ちゃん、やっぱりサンタの恰好似合うわねぇ。その衣装借りてきて正解だわ!」

「・・・あの、でもちょっと丈が短くて恥ずかしいです。」

そう、クリスマスと言えばサンタ、そして女の子と言えばお決まりのミニスカサンタの衣装を着て夕鈴は店頭でケーキを売っていた。

「お姉さん、俺にも1個ちょうだい!」
「あ、俺も買う!」

その可愛い姿と明るい笑顔に男性客が群がっていた。

それを少し離れた所から、紅く光る、鋭い目つきで








・・・・ちんまりと小犬が覗いていた。。。


「あんな可愛い姿を皆に晒して・・・・くそっ」


その姿を更に離れたところから2人の男が見つめていた。

「・・・なぁ隠密」

「うん?」

「あの方って普段から小犬の姿になってたっけ?」

「いや。そういや軍人さんの前じゃ小犬の姿ってなかったか。
こっち来てから夕鈴ちゃんの前じゃいつもだよ。まぁ、オオカミを先祖とするハスキーじゃ怖がられちゃうと思ってるんじゃないの?」

「・・・はぁ・・・ほんとに娘さんに惚れてるんだな。
そろそろ李順にも報告に戻らないといけないんだが、一体なんて報告すればいいのか。
あの様子じゃまだしばらく戻らないだろうし、こんなこと報告したらまた目向いて怒るぞ」

「だろうねぇ。俺も前危うく飲み込まれそうになったしなー」

とケラケラ笑いながら答える浩大に克右はため息をついた。

「まぁ仕方がない。一旦戻るか。お前は?」

「俺はあの人の道具だからね。あの人の指示がなきゃ勝手には動けないよ。まっ、あんな姿が見られるなんてめったにないしな。しばらく様子を見させてもらうよ」

「いいな、お前はのんきで…」

そうブツブツつぶやくと、ボクサー犬に変身して走り去っていった。
一方の浩大も隠密らしくカメレオンに変身して木の中に姿を消した。

「夕鈴ちゃん。お疲れさま。ケーキ1箱持って帰っていいわよ。せっかくのクリスマスにずっと働いてくれて、彼氏に怒られたらいけないから、これ持って行ってあげなさいよ。」

「えっ!?店長、彼なんていませんよ///」

「そう?前からよくイケメンが見に来てたみたいだからてっきり彼氏かと思ったけど違うの?」

「え!・・・・・」


その帰りに近道の公園を通りかかるとベンチに黎翔が一人座っていた。

「・・・・・黎翔さん・・・もしかして待ってたんですか?」

「忙しそうだったから疲れてるんじゃないかと思って。荷物持とうか?それにしてもすごい量だね」

「あ、ケーキを店長がくれて。それにスーパーに行ったら残ったクリスマス用の食材が安くなってたからちょっとたくさん買い込んじゃいました。」

「そうなんだ、夕鈴らしいね」

「そ、そうですか?あの・・・黎翔さん。よかったらその・・・ケーキもたくさんだし、夕飯食べていきませんか?一人じゃ食べきれないので」

そう言うとぱぁぁっと笑顔になった。

(人間の姿をしていても、こういう所って小犬っぽくてかわいい・・・)

「わぁ!ご馳走だ。夕鈴すごいね」

おいしーねーと嬉しそうに食べる姿を見て、夕鈴は嬉しくなった。

(あ・・・夕鈴笑ってくれてる)

黎翔は久しぶりに夕鈴に会えただけでなく、自分に確かに笑顔を向けてくれているという事実に胸の中が温かくなった。

バイト疲れもあり、気が付くと夕鈴は寝込んでしまっていた。

黎翔は布団まで運び、

「こんな気持ちになったのは夕鈴、君が初めてだよ。
君の前では強い狼の鎧をまとう必要もない。
大好きなんだ、夕鈴。君の笑顔をずっと見ていたい」

そう言うと額に口づけを落とし、小犬の姿になった。

「このまま人間の姿でいたらさすがにまずいしな」




「・・・・・・でも寒いな。ちょっとあったまるだけならいいよね?
ちゃんと朝、夕鈴が起きる前にはクッションに戻るから」

そう言うと夕鈴の布団の中に潜り込んで丸くなって目を閉じた。


***************


せっかくのクリスマスなのでちょい甘にしてみました。

でもヘタレ小犬さんですから、寝ている間に手を出すなんてことは出来ません。
小犬で潜り込むのが精いっぱいなんですね。ははは(^▽^;)

そして、泊まらないでホテルへ帰れ!と突っ込みたくなるのですが、そこは小犬なら泊まっていってもいいだろうと思っているらしいです。←

今月は年末にこれとは別の話を前後編に分けて書く予定です。
今月は結構更新しました。

ではでは
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