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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
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狩りシリーズ 梨狩り
2015年11月19日 (木) | 編集 |

さてさて、恒例の?狩ものSSです。
肉祭り以来の下町編ということで彼も出ます。

では…




「夕鈴、秋は梨が旬みたいだけど狩りに行ったことはある?」

「ありますよ!下町に梨園があって、毎年すごい人で賑わうんです。中々庶民には果物なんて贅沢なので普段は食べられないですけど、梨の時期だけはそこの梨園の方が特別に格安で提供してくれて、みんなで狩りに行きますね。
お祭りみたいで楽しいです。」

「ふーん、、僕も行きたいなぁ」


ということでまたもやお忍びで下町に国王夫婦が行くことになり、付き添いで方淵、水月の2人も付いて行くことになった。
李順はというと、

「流石に下町にまで付いて行くことは出来ませんから、今度も大人しく留守番してますよ。
陛下の代わりにみっちりぎっしり仕事してますから!!!」

(いやだから迫力ありすぎです。李順さん!)


「楽しみだなー。夕鈴とおでかけ♪」
「陛下、わかってると思いますが、くれぐれも時間は厳守してくださいよ。今回は他国からの訪問の合間を縫ってのほんのわずかな時間しか取れてないんですから。
夕鈴殿も問題は起こさないようにお願いしますよ!」

かくて、変な4人組で下町に繰り出すことになった。
一応方淵、水月の2人は離れて護衛兼お付き?の役割だったので梨園では距離を保つことになった。

「おい、水月、今度こそ李順殿に土産を忘れるな。妹への土産はまず後回しだ、いいな」
「わかってるよ。流石に今回こそお叱りを回避しないと。訪問団の宴の準備もあるからお小言をもらって時間がなくなるようなことは避けなきゃね」

「しかし梨の木は背が低いな。これではお妃のサイズじゃないと不利じゃないか。」

「あれ、夕鈴何してるの?」
「陛下、そんなやみくもに取ってはいけませんよ。
ここでは持ち帰りは3kgを超えないといけないんです。
量をたくさんとりすぎると、腐ってしまうことになるので、程よい大きさで程よい量でギリギリ3kgを狙うんです。」
「別にギリギリじゃなくても越えればいいんでしょ。」
「無駄使いはダメです!きっちりギリギリの量で3kgジャストで無駄なく選ぶのが主婦の腕の見せ所です!」

そう言うと、夕鈴は鼻息も荒く、梨園の奥へと進んで行った。


一方、補佐官2人はイマイチ要領が掴めず、これと思うと虫が食っていたり、少し青かったりして、中々いい梨を選ぶことが出来ずにいた。

と、そこへ
「おい、お前ら梨狩り初めてか?」
と声がかかった。

「さっきから見てりゃダメな梨ばっかり選びやがって。
いいか、梨ってのはな、まず手の平のサイズより少し大きめで、かつ色が濃く、しっかりと固めの物を選ぶんだ。」
「そ、そうなのか」
「アニキは物を見る目は確かだからな。任せとけよ、兄ちゃん達」

「おい、それはダメだ。よく見ろ。上の方が木に当たってるだろ。そういうのは傷がついてるからな。そこから腐るんだ。なるべく密集してないところのものを選べ」


と、何故か梨について指導され、その青年に連れられるままに自分とこの商店で売る梨の仕入れまで手伝うことになってしまった。


「よし!このくらいでいいわね。陛下、お待たせしました。そろそろ帰りましょう。あれ?方淵殿と水月さんは?」

「なんか几顎君に連れられて行っちゃったよ。まぁいいか。早く帰らないと李順が怒るし。あの2人がきっと李順の分の土産は今回こそきちんと持って帰るはずだから、これは僕たちで食べようね(^^)」

ルンルンと尻尾をふりながら(のように見える)相変わらずの小犬李翔という感じで終始嬉しそうにしている陛下についつい夕鈴もそうですねと2人で王宮に帰ってしまった。

元々護衛と言ったって、あの2人より陛下一人の方が十分強い。さして2人の重要性については考えていなかった。


「お早いお戻りですね。
陛下にしては合格点です。さて、宴までに残りの政務を片付けてくださいね。あまり時間がありませんよ。
ところであとの2人はどうしました?」

「梨園ではぐれてしまって。
でも時間までに戻ると最初に話してましたからじきに戻るはずです。」

…しかしその後数時間たっても2人は戻って来なかった。

「おい!水月しっかりしろ。早く帰らないと宴の準備に間に合わないではないか!」
「だって私は肉体労働には向いてないのに、君があの男にホイホイ付いていって手伝いなんか始めるから梨を荷車まで運ぶことに…
いたたた…
どうやら腰を痛めてしまったようだよ。」
「なんで今日に限って家人を連れてきてないんだ!全く軟弱な!とにかく急ぐぞ!」

そんなこんなで2人は閉門の直前にやっと下町を抜けて貴族街までくることができ、馬車を呼んでもらってやっと帰って来た。




「で、貴方方は今回の宴をなめてるんですか!準備の責任者であるお2人が間に合わなくてどうします!
貴方方を一緒に行かせたのは万が一にでも、陛下やお妃様が道草を食いそうになっても、きちんとそれを正して時間通りに連れ帰ってくれると思ったからですよ!
それなのに陛下が間に合ってよりによってお2人が遅れるとは!
それでも補佐官ですか。だらしない!特に水月殿!なんですかその姿は!」

結局ギリギリで宴の準備は出来たが、水月は腰が立たず、宴は欠席し、その後数日寝込んで出勤することが出来なかった。

結果的に方淵1人にその分の負荷がかかり、貧乏くじを引くことになった。



「アニキー、あの2人組。手伝ってもらってよかったんですかね?」
「あ?見ない顔だし、どっかの田舎から出て来て、これから商売でも始めるって2人なんじゃないか?ま、いい勉強になったろ」



そして、今回は梨は李順のお腹に入ったのか…は、遅れた2人からきちんと回収して持ち帰ったそう。
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