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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
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小犬の黎翔さん 4
2015年11月12日 (木) | 編集 |
「あの・・・婚約者って・・・
私別に何にも関係ないんですけど。確かに黎翔さんとは知り合いましたが、先日知り合いになったばかりで、私は彼のことは何も知りません。」

「彼が度々王宮を抜け出してこっちの世界に来ていることは知ってたし、
お父様に聞いたら女の子と会ってたって言ってたもの。
それ、あなたでしょ!」


店先では迷惑がかかるので休憩をもらって外に出た夕鈴は
紅珠と名乗る子と話をしていた。

彼女はとっても可愛い子で、黎翔さんの婚約者だという。
こんなところまで追いかけてくるなんてよっぽど彼のことが好きなんだろうな。
変に誤解されたままじゃ困るからと夕鈴はたまたま知り合っただけでそんな関係ではないことを伝えた。

と。その時、

「私との関係をそんなに否定しなくてもいいのではないか?
いくら内緒の関係だったとはいえ、もう隠しておくこともあるまい」

「黎翔さん!」
「っ!」

2人の背後からいきなり艶っぽい声が響いて黎翔が現れた。

「氾 紅珠。君とは正式に婚約をしていたわけではない。
この通り、私にはこちらの世界に恋人がいる。
今後彼女に近づかないでほしい」

「な!何言ってるんですか!私達そんな・・・・」
反論しようとした夕鈴を抱えて、黎翔は紅珠の前から連れ出した。



「あ、あの、さっきのは何ですか!?」

バイトを終えた夕鈴は外で待っていた黎翔と家に向かいながら
訊ねた。

「ああ、ごめんねいきなり。
彼女の父親が婚姻に乗り気でね。無理やり婚約者として
娘を僕に近づけさせて結婚しろってうるさいんだ。
で、逃げてるのもあるけど、そこに君が現れたもんだから、これは
恋人になってもらって本格的に縁談よけに協力してもらえないかなと思うんだけど、ダメ?」


(って、いきなり小犬のように首をかしげて言われても・・・
さっきは小犬というより狼っぽかったのにずるい!)

「お話しはわかりましたけど、彼女可愛いじゃないですか?
ここまで追いかけてくるほど一途に想ってるみたいだし。」

「・・・・・一途?あれは権力に惹かれているに過ぎないだろう」

途端に冷徹な表情を見せた黎翔に、夕鈴は何も言えなくなってしまった。
さっきの紅珠の剣幕からはそんな風には思えなかったし、
親が決めたことに従っているだけには見えなかった。


「あ、あの、黎翔さんはいつまでこちらに?
それに昼間はどちらに行ってるんですか?」

「・・・・ちょっとね、色々調べていることがあるんだよ。
こっちの世界に来ているのは僕だけじゃなくて、
あの氾 紅珠の父親も来ているんだが、どうやら
こっちの世界で基盤を築いているようなんでね、
どこに潜伏してるのか調べていたところ」

「それって何か悪いことをしてるんですか?」

「それを調べている。
奴の狙いがなんなのか。
別にこちらの世界で何をしようと関係ないことならいいんだがね・・・

・・・ってことでどうやら気になるらしく、着いてきてる様だよ。」

「え?」

見ると道の反対側にはとっても綺麗な毛並みのペルシャ猫がいた。
立ち止まって見ていたら、観念するように姿を変えてさっきの紅珠の姿になった。

「後をつけるなんて君らしくないな。
大人しく父親の元へ帰った方がいい」

「・・・私、諦めません!」

そう言い放つとまた猫に姿を変えて走っていった。

「浩大!」
「わかってるって!」

どこからか声が聞こえたと思ったら
1匹のカエルが飛び出してきて彼女の後を追っていった。


「今のは?」
「僕の隠密。身軽な姿に変身して色々探ってもらってるんだ。
彼女の後をつければ父親の居場所も確定出来るからね」

「さて、今夜の晩御飯は何作ってくれるのかな?ゆーりん♪」

「えっ!!なんでいきなり小犬みたいに・・・
大体!しばらくいるならどこか寝泊りできるところ探した方がいいですよ。
布団だって一つしかないのに・・・・その///」

「大丈夫だよ。君の寝顔や柔らかい体を堪能したりなんてしてないから」

「!!!まさか!してないですよね」

「さぁね」

「や、約束してください!
絶対に家では小犬でいてくれるって。じゃないともう出てってもらいます!」

「仕方がないなぁ。ま、君のいやがることはしたくないからね」


こうして小犬の黎翔さんと家で過ごす毎日が過ぎていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回は登場人物は増えてませんが紅珠の変身姿を出しました。
プライド高そうだし、毛並みいいし、ペルシャとかの洋猫だなぁと。
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