< body>
狼.陛下の花.嫁の二次創作です
ピクニック
2016年02月27日 (土) | 編集 |
SNSで白友さんの誕生日プレゼント用に書いたSSです。
リクエストを聞いたらほのぼのピクニックか浩大が主役の話ということでした。
浩大目線で書こうとしたけどなんかうまくまとまらなかったのでこうなりました。

【本物夫婦設定】
【先日書いた「あなたに会いたくて」の後日談】
【でも季節は春になっています】
【私にしてはちょっとだけ大人風味です】



ではどうぞ






黎翔はその日、常にないスピードで政務を片付けていた。
と、いうのも明日は政務が休みだからだ。
いや、政務に休みはない。黎翔が休みを取ったのである。

本物夫婦になってからも激務続きで後宮に戻れない日が続いたため
唯一の妃である夕鈴が一人寝の寂しさから眠れなくなり、
疲労で倒れてからというもの、
出来るだけ早めに政務を片付けて帰るようにしていた。しかしやはりそこは多忙な身のため、
後宮に帰るのはどうしても深夜になってしまうことが多く、
中々夫婦でのんびりとした時間を過ごすことは出来なくなっていた。

そんな状態で1か月以上が続き、
イライラして官吏に八つ当たりをする黎翔と、無理をして我慢しているだろう夕鈴の気持ちを思った李順は1日休みを取るよう調整したのである。

「仕方ないでしょう。また倒れられても困ります。
幸い、冬も終わりを告げて春になったことですし、
庭園でピクニックでもしてきたらどうですか?庭師が丹精こめて手入れした花がきれいに咲き始めたという報告も入っています」

そうして1日休みを取って夫婦水入らずでピクニックに出かけることになった。



「わぁ!陛下!見てください。あんなにきれいにお花が咲いてます!」

「うん。ほんとだね。今年は暖冬だったから花が早く咲き始めたって言ってたよ。
ほんとはもっと休みを取って離宮でのんびりしたいところだけどね」

「そんな!お忙しいのにそんなことまでして頂くわけには行きません。
今日だってほんとはお忙しかったんじゃないんですか?」

「いや、今日のために政務はバッチリ片付けて来たから問題ないよ。
それより、夕鈴も昨日は朝から忙しかったって聞いたけど何してたの?」


「あ、それは、今日のためにお弁当を作ろうと思って昨日から仕込みをしていたんですよ。私に出来ることはこんなことしかないから。毎日忙しくてきちんとご飯を食べていないのではないですか?」

「そんなことないよ。倒れないほどにはきちんと食べてるから心配しないで」

「またそんなことを!ダメですよ。食事も睡眠もギリギリなんて、いくら陛下だっていつか倒れちゃいます」

「そうしたら夕鈴とずっと一緒にいられるからそれもいいよね」

「もう!」

「それよりお腹すいちゃったよ。夕鈴のお手製弁当、早く食べたいな」


そうして芝生に布を敷き、持ってきたお弁当を食べた2人はしばらく花を見たり
池のカモを見たりしてのんびり過ごしていた。

女官も連れてきていないので今回は本当に2人きり。
風が気持よく吹くだけで他には何の音もしない。

そんな中、話しかけても返事がないとふと夕鈴が黎翔を見上げると紅くきらめく瞳が自分を見つめていてびっくりした。

「あ、あの、陛下?」

「夕鈴・・・」

「あ、ちょっとあの・・・」

気が付くと夕鈴は敷布に押し倒されていた。

「やっ、ちょっと。陛下、待ってこんなところで・・あんっ」


そのまま口づけをされた。

「大丈夫。邪魔は入らないよ」

そう言うとまた口づけをされた。どんどん深くなり体中の力が抜けていく。

夕鈴の力が完全に抜けたのを見計らって腕をゆるめる。

「もう!誰もいないからって。これ以上はダメです」

「ダメなの?」

きゅるんとした目で今度は聞かれるが、真っ赤になりながらも首をぶんぶん振って抵抗した。

「残念。ま、風邪を引いたら困るし。じゃあこの続きは部屋へ戻ってからだね」

「っ!///」

そう言うと真っ赤に茹で上がった夕鈴を抱きかかえて後宮に戻っていった。



「・・・ったく。人が一生懸命仕事してるとこでイチャつくなよなー。
いくらお妃ちゃんの気を反らすためとはいえ、こっちはお客さん5人も相手にしてたんだから・・・

王と妃が2人だけでいたらそりゃ狙ってくださいというようなもんだよな。
あの人もお妃ちゃんと2人で楽しみたい&最近ちょこちょこ来てる刺客をまとめて呼び寄せようなんてよく考えるよな。

しかもそれを一人で相手させようなんて相変わらず人使いが荒いね。
ま、優秀な隠密大ちゃんにかかれば朝飯前だけどさ。
ってか、腹減ったなー」
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
わーい。大ちゃん格好いい!
ところで。
お腹空いた浩大にはご褒美はないんですか?
2016/02/27(土) 16:34:34 | URL | けい #-[ 編集]
Re: タイトルなし
けいさん
大ちゃんファンは多いですね(o^^o)
きっといつもならお妃様からもらえたと思うけど、今回は陛下にこのあと朝まで大変な目にあいそうなので老師のところでお菓子でももらうんじゃないかと思います(笑)
2016/02/27(土) 18:21:37 | URL | まるねこ@ねこ #-[ 編集]
続きの〜♡二人のピクニック〜♡
良いですね〜(#^.^#)
触れ合っていられるって癒やしの相乗効果有り有りですもの〜♡

ご褒美貰ったらお仕置きも貰えちゃうのねψ(`∇´)ψ
大ちゃん刺客五人相手にするより大忙しになっちゃう!
2016/02/28(日) 05:59:12 | URL | タイフーンです(≧∇≦) #-[ 編集]
Re: タイトルなし
タイフーンですさん

コメントありがとうございます(^^)
ピクニックでほのぼの…と思いつつ陛下何考えてるのとツッコミたくなりますが、これは夕鈴が刺客に気づかないように気をそらしていて、決して自分の欲望に忠実になっているわけではないと彼なりに考えたようです(笑)
大ちゃんはかわいそうでしたが、大活躍ですね。
2016/02/28(日) 10:34:59 | URL | まるねこ@ねこ #-[ 編集]
ほのぼのピクニック~ごちでしたぁ(。>∀<。)
いやぁ、疲れが取れますな!
私も刺客になってお二人をコッソリ覗いていたい!
そんでもって大ちゃんにピシッとお仕置きされたい!←
大ちゃんは、やっぱり優秀な隠密さんですね~♪♪
2016/02/28(日) 16:31:36 | URL | もずく #-[ 編集]
もずく様
え(゚Д゚;)大ちゃんにお仕置きされたい!?
それはまた体をはってますねー。

まだ寒いし春なんて花粉すごいし・・・なんてことはなく
きっとほのぼのピクニックは癒されるんですよ( *´艸`)
私も覗きたい|ω・)
2016/02/28(日) 16:55:30 | URL | まるねこ@ねこ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する