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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
結婚したけど・・・・(誕生日プレゼントに送ったお話)
2016年02月07日 (日) | 編集 |
某素敵絵師様に送ったSSです。
本誌ネタバレを含みますのでコミックス派の方は読まないでください。




ではどうぞ。



内容は、最近の本誌から浮上したプラトニック説を基にしています。


本物夫婦となっても実はまだ結ばれていない場合の
陛下の悩みというか一人で悶々と悩んでいるだけの話です。

私としてはプラトニックで決まりじゃないかと思っています。

理由としては今月号の夕鈴の「精神的な結びつき」という言葉に反応した陛下の
「精神的な ね うん そうだよね」
が決定的かなーと。

そう考えると今までの夕鈴の反応もすべて納得がいきますが。。。
陛下不憫ねと思って書きました。


ではどうぞ



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夕鈴の後宮入りが決まって、正式に妃となった。
僕としてはこれで甘い言葉を囁いても夕鈴に演技だと拒絶されず
伝えられるようになったことは大変喜ばしいことだった。

そう・・・嬉しいし、幸せの絶頂のはずだが・・・
ある1点を除いては・・・

事の起こりは老師が夕鈴に渡した1冊の本。
その名もズバリ「後宮の本気 見せてやるぜ」

中身を見た所、閨での作法などが書いてあり、
丁寧に図解までされているものだった。

夕鈴がそういうことに初心であることは分かっていた。
・・・が、まさかあれほどとは思わなかった。
何しろ、本の内容にショックを受け、下町に帰ると言い出したのだった。

これはまずい。

この状態の夕鈴に手を出せば確実に逃げられる。
やっとのことで手に入れた夕鈴を手放すなんて考えられない。

今にも下町に帰りそうな夕鈴をどうにか宥めるため、つい口から出てしまった。

「僕たちは僕たちらしい夫婦になろう」


・・・あれはまずかったかも。
いや、そうでも言わなきゃ逃げられてた。
結果的に夕鈴は僕に多大なる信頼を寄せることになり、
僕は益々手が出せなくなってしまった。

「あんなこと言わなきゃよかったなー」

何も知らなければ夕鈴だって最初は戸惑ったかもしれないが
いざ事を初めてしまえば徐々に慣れさせていって、体を開いてもらえたはずだ。
夫婦とはこういうものだと教えていけば、
あんなことやこんなことも段階を追って試していけただろう。

そのためにも最初は優しくしてあげよう。回数も2回までに抑えよう。
それから徐々に回数を増やしていって、少し激しくしてみよう。
たまには夕鈴からしてもらえるように少しお酒を飲ませてもいいかもしれない。
思わぬ大胆な夕鈴が見られるかも・・・

そんな壮大な?計画を立てていたのだ。
それが全部台無しに・・・・

あの一言で夕鈴はあの本に書いてあったようなことを僕がするはずがないと信じ切っている。

他人を力で従わせることは出来ても、心から信頼を寄せられることなど無縁だったが、無条件で一番欲しい人からの信頼を得た結果が自分の首を絞めることになろうとは・・・
いや、ある意味無条件ではなく、手を出さないという条件付きなのか。

それにしても正式に妃にしたことで同衾してくれるようになったというのに
あの柔らかい体を感じて愛らしい寝顔を目の前にして我慢とは・・・
一体何の拷問なのか。

毎日そんなことを考えてしまい、今日こそはと思っても何も出来ない自分がふがいなく、仕方なく湯殿で処理する毎日だ。


「陛下?最近お疲れなんじゃありませんか?」

可愛らしく夕鈴が聞いてくれるが
「それは君を抱きたくて毎日我慢してるからなんだ」
なんて言えるわけもなく。

そうして今日も僕は政務に励む。
時間があれば軍部に行って克右を相手に発散させている。

浩大は知ってるだろうが何も言わずニヤニヤしているだけだ。
もちろんそんな時は小刀を投げることも忘れない。

こうして結果的に益々己や克右、浩大を鍛えていくことになる。
李順に至っては

「いいんじゃないですか?
まだ国内外問わずゴタゴタしていますからね。
このような時期に懐妊しても面倒です」

などと言う。
確かに子供はまだ考えていないが、
こうなると、ほんとにイチャイチャ出来るようになった途端、子が出来てしまうという可能性もあるんじゃないか。

それは困る。
というよりとにかく

「夕鈴と早く実質的な夫婦になりたいんだ!」

今日も人知れず奥庭で一人叫ぶ陛下であった。

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