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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
狩りシリーズ ブドウ狩り
2016年10月02日 (日) | 編集 |
こんばんは。
もう少しと言いつつだいぶ空いてしまいました。

先月始めにブドウ狩りに行ってきました。
元々は昨年冬に行ったキウイ農園。
秋にはシャインマスカット狩りが出来るということだったので
楽しみにしていたのに、今年は狩れるほど出来なかったらしく中止になりました。

それでやめないところが狩り部。
別の場所を探して行ってきましたよ。
幸い、そこからも、いつもいく、サクランボ、桃農家さんともすぐ近く。
というか通り道だった。

さて、今回の狩りは誰がどうなるのか。
例によってこの時代に巨峰やらピオーネがここにあるのか?というツッコミはなしで。
ではどうぞ。



* * * * *

「おい夕鈴、お前、ピオーネ食ったことあるか?」

それは夕鈴がまだ結婚する前、下町に住んでいた時の話。
例によって突然勝手知ったる他人の家である汀家に入ってきたのは
幼馴染の几鍔。

「何よ。ぴ、ぴおー…ね?」

「やっぱり知らねーのかよ。葡萄の品種だよ。
巨峰より少しデカくて美味いぞ」

「そんな高級品知るわけないわよ。
で?何よ。自慢しに来たってわけ?」

知るわけもない高級葡萄の話なんてどうせ自慢でしかないと
相手にしないようにあしらった。

「そうつっかかるなよ。仕入れ先の農家で今年の夏が暑かったおかげで
大量になってるからよかったら知り合いにも分けてあげろって言ってくれてるんだよ。
食ったことないだろうからさ。よかったら一緒にいくか?」

「え?」

タダより高いものはない。
しかも相手は几鍔だ。
何か裏があるに違いない。
しかし、食べたことがないピオーネという葡萄を食べてみたい。

そんなことを瞬時に頭の中で考え葛藤しつつ
好奇心には勝てず、付いて行くことにした。もちろん青慎も一緒だ。



「う、うわぁ~!!すごい」


思わず口をあんぐりと開けてしまった夕鈴と青慎。
そこには一面の葡萄畑が広がっていた。

「おい。二人して似た顔立ちで同じ表情するなよ。
笑えるぞ」

几鍔がなんだか言ってたが、それよりも目の前の光景と甘い匂いに圧倒された。
巨峰だって庶民にとっては高価だ。
そもそもが果物なんてぜいたく品はつつましく暮らしている汀家の食卓には
ほとんど並ばない。
高級品なんていうからちょこっと畑の端の方にあるのかと思ったら
奥行きもあってかなり広い敷地内に所せましと大きい濃紫の葡萄がなっていた。


「すごい…」

それしか言葉を知らないのかと思ってしまうほど
夕鈴は他に何も言えなかった。

「とりあえず、一人2房採っていいぞ。
あとはあっちの小屋で食べ放題だ。腹いっぱい食べろ」

「な、何よそれ。施しを受けるみたいじゃない」

「気に入らないなら食べなくてもいいぞ。青慎、どうする?」

「えっ!!あの、僕…」

それまで見たこともない高級葡萄に圧倒されてしばらくぼーっと動けずにいた青慎だったが
その様子を見れば食べたくて仕方がないのが一目でわかるものだった。

「食べればいいんでしょ。でもタダで食べるなんて出来ないから
何か手伝わせて。タダより怖いものはないってわかってるし」

「お前、ほんと貧乏性だな。ま、いいか。
そうこなくちゃお前らしくないもんな」

ということで販売する葡萄を選んで摘み取り、洗って箱に入れるという作業をすることになった。
作業自体は簡単だったが…何故か大量の蚊に襲われ、容赦なく衣の隙間から入り込み、
また、衣の上からも刺されとんでもなく痒い。

「あー、いうの忘れてたわ。この時期、蚊が大量に発生しててさ、
この甘い匂いだろ?すごく群がってるんだよね」

「ちょっ、そういうことは先に言ってよ。青慎、あんたは向こうへ行ってなさい。
姉さんがやるから」

「え、でも…」

「いいから!刺されたら大変よ。おとなしく座ってて。
几鍔!青慎の相手してなさいよ」

そういうと蚊を従えて奥の方まで入っていった。

「おい、青慎。夕鈴がああいってるんだ。
大人しく向こうへ行こうぜ。ったく、あいつ、一応俺も遠ざけてくれたつもりだぜ」

「うん。姉さん、大丈夫かな」

そうして作業を終えて戻ってきた夕鈴は顔も赤くなってるところがあり、
腕はかわいそうなほど腫れてしまっていた。

「お前、大丈夫か?」

「だ、大丈夫よ。ちょっと冷やせば…あああ痒い!」


* * * * * *


「そんなことがあったんだ。その後大丈夫だったの?」

「はい。翌日もすごく腫れてとんでもなかったんですけど、
悪いと思ったのか、几鍔が虫刺されによく効く軟膏を持ってきてくれました」

陛下が取り寄せてくれた秋の味覚の中にピオーネがあったので
そういえばと妃になる前の話をしていたところ、
それまではふーんって聞いてた陛下がちょっと意地悪く笑った。

「ね、見せて」

「は?」

「痕が残ったら大変でしょ。女の子の体に。
まぁもうお嫁にいけないって心配はいらないけど。
ちゃんと残ってないか確認してあげる」

「はああああ!」

そして数分後、締め出されて長椅子で眠る陛下の姿があった。

「…調子に乗りすぎた…ゆーりーん…」


* * * * *

(おしまい)

今回出ないと思われた陛下が残念に…

いえね。これ実話でして。
わーって葡萄を選んでたら足に蚊が群がってパンツの上から刺されたんです。
友達は顔刺されてたし。
片足でそれぞれ11~12か所刺されてました。

もう夏も終わりだしって油断した。
今の時期が一番多いらしい。

ふぅ。お待たせした割には大したお話になりませんでしたが。
この後は素敵な方と素敵なお話がありまして。
ちょっとそっちを進めるのに急いで書かなきゃと頑張りました。

ではではまた~
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コメント
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2016/10/02(日) 22:52:46 | | #[ 編集]
Re: こんばんは|д゚)チラッ
R様
コメント一番乗りありがとうございます(^^)
葡萄おいしいです♪
私は果物が大好きなので狩り部に入って、旬の果物を食べて季節を感じられるのでとっても楽しいです。

そして、色々ありがとうございます。
今度ぜひお願いします。
2016/10/02(日) 23:19:54 | URL | まるねこ #-[ 編集]
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