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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
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抱きしめて…
2016年11月19日 (土) | 編集 |
真夜中にこんばんはー。

このSSは月曜に仕事中に考えてたんですが、(仕事しなさい)
毎日仕事から帰ってくると寝落ちをしてPCを開くことが出来ず、1週間経ってしまいました。

寒いなーと思ったらふと浮かんできた話ですが、
途中暗いです。

なんだか本誌沿いってどうしても陛下の闇の部分が出てきちゃうので
すこーし暗くなってしまってほのぼのを目指したけど失敗したかなぁという感じがします。

とりあえず、陛下の後ろからギューが好きなのでそこから思いついた話です。

ではどうぞ。



「お帰りなさい、陛下」
「ただいま。夕鈴」

帰るなりいきなり後ろからぎゅーっと黎翔は夕鈴を抱きしめた。

「へ、陛下。ちょっと苦しい」
「ああ、ごめん夕鈴。ちょっと寒くて…」


確かにここ数日でめっきり寒くなった。
それゆえ、帰ってくると抱きしめられるのは、もはや日課になりつつあったが
今日は特別強く長い間抱きしめられ、危うく窒息するのではないかと思うほどだった。


「…陛下?どうかなさいましたか?」

「いや、ちょっと昔を思い出してね」

昔話はあまりしてくれない黎翔だが、今日は何か話したい気分だったのか、ポツリポツリと話し出した。
でもその目は夕鈴を見ているようでどこか遠くを見ているようだったので夕鈴は邪魔をしないようそっとお茶をいれ、
静かに口を開くのを待った。


思い出していたのは昔…まだ黎翔が王宮で暮らしていた頃のこと。
毎日妃たちからの嫌がらせや毒、女官に扮した刺客など、およそ平和な暮らしとは程遠い生活をしていたため
母は生きることにも疲れてしまっているようで、黎翔を構ってくれることなどほとんどなかった。
まだ母親の愛情をその身にたっぷり受ける必要のある年齢であったはずの黎翔もそんなこととは無縁であったため、
子供の頃からどこか冷めた目をする子供だった。

もちろん、子供らしく無邪気な一面も持ってはいたが、ごく一部の女官など信頼できる人の前以外では心から笑うことはなかった。

そんなある日、他の妃達から差し向けられる悪意がもうどうにもならないという所まで来て、
時の王である黎翔の父は決心をする。親子を北へと。

「私の力が足りないために…すまない」

「…いいえ。ありがとうございました」



「その時、母は心底安心したような微笑みを浮かべてね。
父は少なからずショックを受けたようだったけど、すぐに仕方がないと諦めたような表情で出て行った」

夕鈴はどうにもならなかった黎翔の両親の苦悩を感じ、幼かった黎翔が、一体どんな思いでそれを見ていたのかと胸がしめつけられるようだった。

「父が出て行った後、母がいきなり後ろからギューっと抱きしめて来たんだ。
いつもうつむいて、ただ、ごめんねって泣いて謝っていたばかりの母だったけど、その時に母は微笑んでいたんだ」




「母上?」
「黎翔、今までごめんね。そしてこれからもきっと…。
きっとあなたには辛いことが待ってるかもしれないのに。
でも今だけこうしていていい?」

「…母上、あったかいね」
「そうね。黎翔。あったかいわね」

「最初は母が泣いているのかと思ったけどそうじゃなかった。
母はね、心底ホッとして嬉しそうだったんだ。
父が自分たちを手放した途端に親子そろって安心するなんて皮肉だけどね」

「陛下…今は一人じゃありませんよ。李順さんだって、克右さんだって、他にもたくさん陛下の味方はいます。
私はいつだってどんな時だって側にいますよ」

「うん。だからこうやって毎日安心して抱きしめられるんだなーって実感してたところ。
夕鈴あったかい」

「…」
「陛下、ちょっと座ってください」
「うん?」

夕鈴は長椅子に腰かけた黎翔の前に立つと、えいっとその頭を抱え込んだ。

「ゆ、夕鈴?」
「陛下!お母さまに甘えられなかった分、今甘えてください。
正面からしっかり受け止めますから。さぁ!子供の頃に戻って泣いていいですよ!」


勢いよくそういってガシっと頭を抱え込んだが、しばらくすると耐えられないとばかり黎翔はプルプルしだした。


「陛下?」
「ぶっ くくくくっ  夕鈴、苦しいよ。あははははは」

「な、なんで笑うんですか」
「いや、嬉しいよ。うん。大丈夫!夕鈴がこうしてどーんと構えてくれるから僕は今頑張れるんだなって改めて思ったところ。夕鈴は頼もしいね」

「…なんか褒められてるのかけなされてるのかわかりません」

「褒めてるんだよ。ほんと、夕鈴はあったかいね。じゃ、お返し」

そういうと今度は逆に黎翔がムギューっと抱きしめ返してきた。

「え!っちょっと私が抱きしめてたのに!もう!陛下、苦しい。
ちょっと、もうはーなーしーてー!!!」

ぎょえーっという声が外に漏れる。
屋根の上の浩大はそんな様子を笑って伺っていた。

「いやいや、さすがお妃ちゃん。やっぱりあんたすごいや」


終わり


いや、ほんと毎日寒くて。
そして私が書くと甘くはならないっていうか
きっと夕鈴だったら甘い雰囲気にはならないよなー。
元気に励ましてくれるよねって思ったので。

さて、明日は池袋の三省堂で夏目のにゃんこ先生のイラストの原画展です。
その後LaLa40周年記念マカロンやらグッズやらをあさりに
池袋の東急ハンズに行って参ります。

陛下のマカロンは実は昨日買って来ちゃったのでまた感想なぞをあげられたらいいな。
ではではおやすみなさい。
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コメント
この記事へのコメント
ほんわかしました(*´ω`*)
後ろからギューいいですよねv好きです。
ご夫婦のひとときに癒されました。
2016/11/19(土) 17:24:32 | URL | かざね #-[ 編集]
Re: かざね様
ほんわかして頂けました!?嬉しいです♪
コソッと更新してもすぐ見つけて下さるので嬉しいです(//∇//)いつもありがとうございます♡
2016/11/19(土) 19:52:17 | URL | まるねこ #-[ 編集]
今頃こんばんは!
陛下のくっつきたがりは、きっと由縁があるのでしょうね〜
甘える時期に甘えさせて貰えなかったから…な感じでしょうか?!
そして夕鈴は!うん!まさしく!と思いました(o^^o)
可愛いご夫婦、ゴチでしたぁ♪♪♪
2016/11/28(月) 22:58:36 | URL | もずく #-[ 編集]
Re: もずく様ー
いらっしゃいませ(=^▽^)σ
今頃なんてそんな、いつでもコメントもらえると、あ、読んでくださってるんだ♪と嬉しいですよー。
陛下の根底には常に幼い頃の影響があるんじゃないかなって思うので勝手にこんな感じって想像しちゃいました。
そして、夕鈴はやっぱり元気に励ます感じだよねと思って。
もっとたくさんお話更新したい気持ちはあるけど毎日寝落ちして、中々お話が出来ないです。
いつか小犬も続き書きたいけど、全く頭の中に続きが浮かばなくて。しばらくは別のお話かなぁ…

もずくさんのお話もずっと待ってますよー(*´∀`*)
2016/11/29(火) 21:54:25 | URL | まるねこ #-[ 編集]
こんにちは|д゚)チラッ
いつの間にお話UPしてるんですかっ!!o(`Д´*)o

陛下のマカロン…まだ食べてないの…(^ー^;A
今月号を読みながらニヨニヨしながら食べよう♪

私も仕事から帰ると部屋寒い!!
夕鈴にギュッとしてもらいたいですぅ~。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ヘーカバッカリズルイー!!
2016/12/01(木) 15:16:25 | URL | りこ #-[ 編集]
Re: こんにちは|д゚)チラッ
りこ様〜

> いつの間にお話UPしてるんですかっ!!o(`Д´*)o

えっと、りこさんと会った日の朝だったかな、その前の夜だったかな(^-^;
マカロン話日記を上げる前に一つくらいお話upしておこうかなと。
でも日記まだあげてないな。
マカロンはおいしく頂きました。今日はミー君のクッキー食べようかな。

最近寒いのできっと陛下なら毎日ぎゅーっとしてるんだろうなと思ってほのぼの書こうと思ったのになんか前半暗くなっちゃいました。

今日明日くらいには何かを更新したい!
2016/12/03(土) 09:42:49 | URL | まるねこ #-[ 編集]
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