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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
初めてのクリスマス
2017年02月13日 (月) | 編集 |
こんばんは。
タイトルを見て「なぜ今クリスマス?」
と思われていることでしょう。

クリスマスに某SNSでUPしたお話の転載です。
クリスマスにUPすればよかったのですが、機会を失ってしまい、
対になる話書きたいなーと思っていたら今になってしまいました。

色々裏話を書いたりしようかなとか考えていたのですが
結局書くことが出来ず、バレンタインになってしまったので
クリスマスは黎翔→夕鈴だったので
そのお返しにバレンタインの夕鈴→黎翔で書いてみました。

バレンタインはまた明日公開出来たら。(今必死に書いてる)
ということでその前にクリスマス話をUPします。

現パロです。
そして甘いお話は転がっていません。
残念陛下シリーズです。←シリーズなのか

※年齢操作もあり

それでもよろしい方だけ先に進んで下さい。

では行ってらっしゃいませ。


ある日の学校帰り、黎翔は悩んでいた。

ずっと想いを寄せてきた夕鈴と付き合いだしてから2か月。
彼女が高校に入学してきて、生徒会長として入学式で挨拶した際に目に入ったのが彼女だった。

特別きれいで目立っていたわけではないが、
これからの学校生活が楽しみで仕方ないという様子でとてもキラキラしていた。
その笑顔に一目ぼれをしたのだった。


黎翔は大財閥の息子であり、
眉目秀麗、頭脳、スポーツともに学年トップであった。
そんな彼は当然モテたが、特定の彼女を作ったことはなかった。

幼い頃から将来を見据えて有力者の娘たちが群がってきたためいい加減うんざりしていた。
いずれ親が決めた相手と政略結婚するんだろうと恋愛は無用と思って来た。


それがまさかの一目ぼれ。
色々あったがめでたくOKをもらえて付き合うことになった。

といっても、学校帰りにお茶に誘ったりする程度で
奨学金で通っている彼女は週3~4は夜バイトを入れている。
土日もほぼバイトなので中々デートに誘うことが出来ない。

たまに空いた休日に映画に行く程度しかしたことがなかった。

が!先日映画の帰りに電車に乗っていたら、ある広告が目に入ったのである。


「出来る彼氏はもう準備していますクリスマス」


帰宅してからネットで検索し、その記事を見つけて読んでみた。


 『暦は10月…夏も終わり、ちょっとずつ寒くなっているこの季節。
 「もう秋か~」そんな呑気に言っている場合ですか?2か月後にはクリスマスがやってきます!出来る彼氏は大切な人のためにもう準備しています。』

そんな見出しで始まり、お勧めデートスポットがランキングで紹介されていた。

「やばい!クリスマスデートなんてしたことないし、何も考えてなかった。
初めてのクリスマス…絶対に成功させる!
っていっても、そもそもどういうものが喜ばれるんだろう…」

恋愛初心者の黎翔にはさっぱりわからない。
そのためにこの記事を参考にすることにした。

「なになに、15位 水族館か」

 
 『クリスマスにかけてロマンチックな仕掛けがたくさん仕掛けてある「水族館」はデートにぴったり。一度行ったことがある人でも、クリスマスだとイベントなどを開催しているのでまた違った楽しみ方が出来ますよ』


「水族館…そういえば行ったことないな。でも水族館じゃ、夕鈴の気がすっかり魚に行ってしまうよなぁ…せっかくのクリスマスなんだからもっと進展がほしいような」


   14位 夜景展望台


「おっ!これはいいかも」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『わぁ、すごくきれい!ここから見ると町全体が宝石箱のようでキラキラ輝いてますね』

『うん…でも君の方がきれいだよ』

『…黎翔さん…』

『夕鈴…』


二人の顔が近づき、唇が…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「おーい、黎翔!何してんだよ」

…重なると思ったその時に、不意に横から見知った顔が飛び出した。


「うわっ、浩大か。急に現れるな!」

「へー、珍しいな。近づいても気づかないなんて。
ニヤニヤして何考えてたんだよ。
お!何々、出来る彼氏はもう準備してますクリスマス?ほー、なるほどねー。
そっかそっか。夕鈴ちゃんとの初クリスマスだもんなぁ。
何ならお兄ちゃんが色々教えてあげようか?」

突然出て来た彼、浩大は人懐っこそうな顔に小さな体で、かなり年下に見えるが実は黎翔よりも年上だ。
将来の片腕として珀家で暮らしている。
諜報員としての腕も大したもので、夕鈴との付き合いもその日の内に知られていた。


「うんうん、なるほど。13位 スキー場でリアルホワイトクリスマス、12位 冬の海。うーん、寒いよなぁ。11位 Jazzライブ、イメージじゃないなぁ。
夕鈴ちゃんてさ、デート慣れしてなさそうだし、あんま『デート』って感じじゃない方がいいんじゃないかな。多分緊張して二人とも話せないと思うよ~。
あ、その点これなんかいいかもよ。10位 ディ〇ニー」

「ディ〇ニーランドか。それなら確かに夕鈴は楽しんでくれるかな。
でもキャラクターに夢中になっちゃうかもなぁ~」

「まぁ、ランキングでは実際は『お泊りディ〇ニー』だけどね」

「何っ!!」

「って、まさかいきなり泊りはないだろ。引かれるぜ」

「…」

「おいおいマジかよ!ダメに決まってんじゃん。多分平手打ちだよ。
まぁ、こんなものに頼るより、正直に本人にどこ行きたいか聞いたみたら?」


夕鈴に嫌われたくないし、でもせっかくのクリスマスだし。
最初が肝心だからバシッと決めたいしとあーだこーだブツブツいう黎翔に吹き出しそうになるのを我慢して浩大は部屋を出た。

「おもしれー。こんなの滅多に見られないし、12月が楽しみだ♪」


護衛も兼ねている浩大は常に影のように付き従っている。
が、夕鈴とのデートの時には絶対についてくるなと一人で行くことが多い。

黎翔自身が腕も立つので多少の危険があっても何とかなるのだが、
今度ばかりは撒かれても付いて行ってやると意気込んでいた。


そして12月。

「夕鈴、クリスマスにさ、ディ〇ニーランドに行かないか?」

「え?クリスマスですか?」

「そう。今年は3連休だし、少し遅くなっても大丈夫かなと。
なんなら、と、と、泊まって…」

「ごめんなさい!」

「えっ!返事はやっ!?」

「クリスマスはバイトなんです!今年は特に3連休だし、人手が足りないって言われてOKしちゃったんです」

「3日間とも?」

「…はい」

そういえば、夕鈴はファミレスでバイトをしていたが、クリスマス期間は飲食店なんて忙しいのは間違いない。
特にファミレスは高校生や家族連れで毎年賑わってる。

自分ばっかりが初めてのクリスマスで浮かれていたと実感させられた黎翔はどんよりと落ち込んだ。
そうだった。夕鈴はそういう子だった。
人が大変だと思ったら自ら率先して手伝うような…


普段は冷たく見える美貌を持ち、ウルフの異名を持つ黎翔だったが、
その中身は実は小犬のようだということはあまり知られていない。

今は耳と尻尾がぺしょんと垂れ下がった状態に見えるほどがっかりしていた。


「あ、あの!3日間入るので25日は早く帰宅していいって言われてるんです。
だから家でごちそう作って父と弟と食べる予定にしてるんですが、よかったら黎翔さんも来ませんか?」


あまりにもしょんぼりした様子が見ていられなくて、彼とクリスマスなんて微塵も考えていなかった自分を少し反省した夕鈴は咄嗟に家に誘ってしまった。

もちろん家族付きではあるが。

それでもどよーんと落ち込んでいた彼の耳と尻尾がピンッと立ったように見えたからあながち間違いではなさそうだった。

「い、いいの?家族水入らずじゃなくて?」

「いいんです。あ、でもうちの家族と一緒なんて黎翔さんは嫌ですか?」

「嫌じゃないよ!行く!仕事終わるの待ってるから」

そうして計画通りの甘い夜にはならなかったが、幸せいっぱいのあったかい家族に囲まれたクリスマスを初体験することになった黎翔は、当日はとっても嬉しそうで、夕鈴はちょっとかわいいなと惚れ直してしまった。

結果として 2位 お家クリスマス となったわけである。
メデタシメデタシ






何を書こうかなーとクリスマス関連を検索していた時にこのランキング記事を見つけてよし、これだ!と使わせていただきました。

全部のランキング使いたかったんですが、恐ろしく長くなるので10位まででやめました。

ちなみに1位は「おしゃれなホテルでお泊まり」でした。
さすがにそれは無理ですね(^▽^;)

さてこの次のお話はバレンタインです。
明日中に公開出来るのか。
寝落ちさえしなければ書けるはず…

今日はとりあえずここまでです。
お休みなさいませ。
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