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狼.陛下の花.嫁の二次創作です
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小犬の黎翔さん 27
2017年08月14日 (月) | 編集 |
なんとか連休中に(いや、もう日付変わっちゃったけど)UP間に合いました。
昨日は夏コミ2日目でお買い物して、白友さんとも久しぶりに会ってご飯&お茶も出来ました。
冬コミ…雑貨で参加出来たらいいなぁとちょっと検討中ですが、
申込書を読んでたらなんか色々と大変そうなので締め切りまでに間に合うか…
でも抽選なんで受からない可能性も高いんですけどね。

というわけで続きをどうぞ。

****************************

そもそもどうしてこんなに惹かれるのか。
元々周りにはいないそのまっすぐな性格に惹かれた。
か弱い身でありながら大型犬(実は柳 経卓)に立ち向かっていったあの姿。
本当は怖かったと震え、でもよかったとにっこり笑った彼女を見た時に心臓を持っていかれるかと思った。
自分の周りには取り繕った笑いを浮かべる者ばかりだったから、心からの笑顔がまぶしくて仕方がなかった。
あの時から僕の心は君に囚われていたんだ。

「さて、夕鈴。覚悟してね」

****************************

「ねえ、夕鈴って結局大学進学を決めたの?」
「うん。色々考えたんだけどね。とりあえずバイトは今まで通り続けることにして、
将来就職した時のことを考えたら、大卒の方がお給料いいし。勉強もしておいた方がいいって思って」
「なるほどね。ま、あんたは几鍔もいるし、大学行っても合コンとかサークルとかに無理に行って相手を探す必要もないしね」

「ちょっと!明玉、なんでそこに几鍔が出てくるのよ」
「なんでって…そんなこと幼馴染ならみんな知ってるし」
「だから知ってるって何が?几鍔なんてなんの関係もないじゃない」

「なんの関係もないって…ほんとに。几鍔かわいそうに」


「誰がかわいそうなんだ?」

「あら、几鍔じゃないの!噂をすればなんとやら
……はいはい。お邪魔虫は消えますから」

「ちょ、ちょっと明玉!」

じゃあねーといって明玉は帰ってしまった。
明玉も夕鈴と同じ田舎から出て来たので、当然几鍔とも幼馴染だった。


「なんでここでまた会うのよ」
「相変わらずだな。今日はもう仕事終わったんだよ。また飯食わせてくれ」

「…全く、そっちこそ相変らずね。ま、いいわよ」

あれ以来、几鍔は当たり前のように夕鈴の家にくることになった。
夕鈴もなんだかんだいってバイトが入っていない日は2人分の食材を用意するようになっていたし、
それほど嫌というわけではない。
几鍔は夕飯を食べていく代わりに野菜などを持ってきてくれるので夕鈴としても助かっている。
そうして二人でアパートまで歩いて行ったところ、少し手前のところで壁にもたれて立っている人影が見えた。

「…え?…黎翔さん…?」
「お帰り、夕鈴」

そういうと、夕鈴に向かって手を差し出した。
夕鈴のカバンを持つよという仕草だったが、その前に几鍔が立ちはだかる。

「てめえ、何しに来やがった」
「几鍔君、だったね。久しぶり。用があって家に戻ってたんだけどね。
片付いたから夕鈴を迎えに来た」
「迎え?」
「そう。まぁ、立ち話もなんだから、とりあえずアパートに入れてくれるかな。
ね、僕も夕鈴の手料理久しぶりに食べたい」
「え?あ、う、うん」


妙に落ち着き払った黎翔はスタスタとアパートに向かって歩いて行ってしまう。
慌てて後を追う夕鈴に、苦虫をかみつぶしたような顔で几鍔が続く。

ひとまず夕飯の支度を始めた夕鈴は内心ドキドキしていた。

(だって、プロポーズの返事もしてないし、どんな顔で次会えばいいのかわからなかったのに。
どうしたらいいんだろう…でも黎翔さん、全然そんな雰囲気出してない?)

一方でニコニコと几鍔と向かい合って座った黎翔は、几鍔に仕事はどうなのか、最近の流通はどうかなどを聞いていた。
聞かれた几鍔も仕事の話は真面目に対応していて、それなりに話ははずんでいるように見えた。

夕飯を食べ終えると、急に真面目な顔をして、几鍔が切り出した。

「で、ほんとのところは何しに来たんだ?バイトの上司とは言ってたけど、パン屋じゃないよな?」

黎翔もそれまでの笑顔を引っ込めると静かに言った。

「うん。君たちの郷里に行った時にバイトの上司とは言ったけど、今の夕鈴のバイト先じゃない。
でも僕の仕事を手伝ってもらってたのは間違いないよ、ね、夕鈴?」

「あ…はい」

(仕事っていうか、白陽国に行って臨時花嫁のふりっていうバイトだったけど…)

「でね、夕鈴には今後も僕の仕事を手伝ってもらいたいんだ。
今日はその話をしようと思ってね。夕鈴は大学に進学することにしたの?」
「あ、はい。大学は出ておいた方がいいと思って」
「うん。知識を得ることは悪いことじゃない。そうしたら、夕鈴はまたバイトするんだよね?」
「はい」
「そうしたらさ、また僕の仕事を手伝ってもらいたい。
弟君の学費も心配ないように対価はきちんとはらうことを約束する。
で、大学卒業したら本格的に一緒に来てもらいたいんだ」

「一緒に来てって…それ」
「ああ、まぁそれはおいおい。とりあえず仕事、手伝ってくれる?」
「…それはまぁ…いいですけど」

「おい夕鈴!こいつの仕事なんなんだよ。そんな安請け合いしていいのか?
こんな胡散臭いやつ。お前のこと騙してるんじゃないのか」

「人聞き悪いね、几鍔君。そんなことはないよ。
そうだな。僕の仕事はある意味この国の流通関係とか、そういった事業も取り扱っているからね。
今後夕鈴にとってもためになる仕事だ。珀コーポレーションと言ったらわかるかな?」

「おまっ、ただもんじゃないと思ったけどまさかそんな大企業の回しもんだったのか」

「回し者っていうのは人聞き悪いなぁ。まぁ、そこの者でね。僕の秘書を募集してるんだよね。
とりあえず、変な仕事じゃないのだけはわかってもらえたかな?」

「え?珀コーポレーション…?」

夕鈴はもちろんその社名は知っている。っていうか多分誰でも知ってる。
とんでもない大企業だ。
そこも黎翔さんの息がかかったところだったとは驚いた。

「で、大事な君の幼馴染は僕がちゃんと預かるから大丈夫だ。
立ち会ってもらった方が納得するかと思って同席してもらったんだけど、
納得してもらったなら、ここからは遠慮してもらえるとありがたい。
仕事の話だからね」

それは更に文句を言おうとしていた几鍔を黙らせる。

「ふん…大企業様にありがちな秘密主義ってやつか。
確かに仕事の話だと言われれば俺には口を出すことはできねえし、聞いていいことじゃない。
今日はこれで帰るが、こいつの意思を無視して仕事を押し付けたり何かとんでもないことに巻き込んだらただじゃおかないからな!」

「大丈夫だよ。夕鈴が嫌なことは何もしない。そして他の者にもそんなことはさせない」

「っ!!」

一瞬にして黎翔の顔つきが変わる。
几鍔は思わず背筋が凍るような気がした。

(こいつ…なんなんだよ。夕鈴やっぱ変な奴にからまれてるじゃねーか。
こいつ普通じゃない)

これ以上何も言えることはない、とここは一旦引き下がることにして几鍔は帰っていった。

「…」
「夕鈴?」

二人のやり取りをぼけっとしたまま見ていた夕鈴は几鍔が帰るのも見送らず
何がなんだかわからないという表情をしていたが、黎翔の声で我に返った。

「あ、あの、黎翔さんの秘書って…?」
「うん。それは本当。言ってなかったんだけどね、僕も一応こっちの世界での立ち位置っていうかさ、
表向きの肩書ってあるんだよ。人前に出ないようにしてるからほとんど顔は知られてはいないけどね。
それが珀コーポレーションの会長。
まぁ社長は李順の名前にしてあるから社員でも僕のことを知ってるのは役員の数人だけだけどね。
李順ももちろんこっちにはほとんど来てないから必要な時にしか直接指示をしには来てないけど。
まぁあいつは優秀だからね。白陽国での政務もしつつこっちの仕事もしてるってわけ。
ただ、さりげなく決済の書類をあっちの仕事の中に混ぜてくるけどね」

「はぁ…それはなんとなくわかります」

恐らく「陛下、これもお願いします」と書簡の束を渡しているが、その中にしれっと珀コーポレーションの書類なんかも混ぜてるんだろう。そう考えると二人ともあっちでもこっちでも仕事してるってわけね。一体寝てるんだろうか…。

「でね、夕鈴には大学に通っている間は珀コーポレーションの方の仕事をしてほしいんだ。
難しいことじゃないよ。決済の済んだ書類を各部署に戻してもらうとか、その程度だから。
僕も李順もいつもこっちにいられるわけじゃないから電話の取次ぎとかそういう、秘書的な仕事をしてもらえると助かるんだよね」

ニコッとそんなこと言われたら当然断るわけにはいかない。

「そういうお話なら、ありがたくお受けします。でも、じゃあ今まではどうやって?」
「ああ、主に浩大にやらせてたんだけどさ。君の護衛も兼ねてもらってるから仕事まで手が回らなくなるし、それに護衛としてもうちの管轄内にいてくれると非常に安心だからさ」

「その…護衛って…私単なる高校生ですけど。まぁバイトするときは大学生になってますが」
「僕のお妃になる人だからただの人じゃないよ」

「…は?」
「だから僕のお妃になる人なんだから護衛は必要だよ」

「いえ、その、お妃って…あ、臨時花嫁のバイトも継続ってことですか?」
「え?いや、そうじゃなくて…」
「そうですよねー、じゃないとそんなお給料出してもらえるはずないですし、
大丈夫です!そういうことなら私頑張ってプロの臨時花嫁を目指します!もちろん優秀な秘書としても!」
「いや、臨時じゃなくて」
「そうと決まれば早速勉強しますね。では、よろしくお願いします!」

(あれ?僕ちゃんとプロポーズしたよね?それにさっき会った時はそれを気にしてかどうしたらいいかわからないって顔してたのに…)

そう、最初こそそう思っていたはずが、仕事の話と言われたため
夕鈴の頭の中ではすっかり仕事一色に塗り替わってしまい、プロポーズの返事云々はすっぽりとどこかに行ってしまったようだった。
一世一代のプロポーズをさらっと忘れさられてしまって、すっかり小犬モードでしょんぼりする黎翔を尻目に夕鈴は更にやる気を出していた…

(続く)


あー、、、しょんぼり小犬になっちゃったよ。せっかくキリッと登場したのに。
というわけで続きます。
明日も仕事は暇だろうから続き考えられたら、なるべく早めに更新できるように頑張ります。



あ・・・今日誕生日だった
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コメント
この記事へのコメント
アレ〜?!夕鈴が明後日の方向に?!!
斜めっぷりが炸裂?!
それともプロポーズの返事をしていない後ろめたさから無意識に逃げてしまったのかしらww
陛下せっかく決意したのに…残念です♪(´ε` )フフッ←
誕生日おめでとうございます〜(o^^o)
何も無くて、ゴメンなさいm(_ _)m
1年が早いですよね…去年の夏の大阪インテが先日の事のようですww
続きも楽しみにしてますます〜(*´꒳`*)
2017/08/14(月) 18:55:47 | URL | もずく #-[ 編集]
Re: もずく様
コメントありがとうございます(*´∀`*)
夕鈴、斜め上に行きますよね〜
恐らく無意識に避けているのでは!?と思っちゃいます。でもこの後多分陛下頑張ります。なんとなーく続き書いてみたところ、そんな感じになりそうですよ←書きながらキャラが動くに任せてるので2人の気持ちの流れ次第?

それにしても1年早いです。
インテの時がついこの間のようです。もずくさんには5月にも会えたので余計最近のように思うのかもしれませんが。また次回お会いできる日を楽しみにしております(^^)v
2017/08/14(月) 19:02:53 | URL | まるねこ #-[ 編集]
あああ~やっぱりこのお話、大好きです!←毎回言っている気が…(^_^;)
小犬さん…可哀想に…(笑)
これからがまた頑張りどころですね!
夕鈴が夕鈴らしくて、可愛いです。
次回も楽しみにしてます~♪♪
2017/08/15(火) 18:03:36 | URL | かざね #-[ 編集]
Re: かざね様
この話好き!←ありがとうございますありがとうございます(*´∀`*)
嬉しいです♪やはり夕鈴だけに一筋縄では行かないようですが、頑張らないと几鍔もいますからね。これからきっと頑張ってくれると思います(^^)
2017/08/15(火) 18:17:57 | URL | まるねこ #-[ 編集]
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